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    伝わる想い
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       先日、私たちが実施するヘルパー2級資格取得講座のご案内に、ある児童養護施設を訪ねました。
       
       すると後日、高校は通信で通っている生徒ですが、福祉の仕事につきたいと言っている、集団生活の中に入るのに少し配慮が必要だけど、本人は頑張りたいとのこと、そちらで受講可能ですか、と連絡がありました。
       
       先生にお話をお聞きすると、体格がいいので、福祉の仕事もいいんじゃないかというお父さんの言葉から、福祉の仕事に興味を持ったようだとのことでした。
       
       早速、その生徒に会いに行きました。
      最初は大変緊張していましたが、少しお話すると、笑顔が見え始め、緊張も少しほぐれた様子。そして、何より私たちがうれしかったのが、福祉の仕事につきたい受講動機。
       
       「ぼくはここに小学6年生のころからきましたが、それから今まで、ここの先生たちがとてもよくしてくれました。だから、僕も頑張りたいと思って」

       どんな境遇にあっても、しっかり支えてもらう経験をしたら、自分も人を支えたい、人の役に立ちたいという気持ちが自然と芽生えてくるんだと、改めて見せられ、大変感動しました。
       
       入所当時から今までの生活はきっと、本人、本人を取り巻く職員、そして保護者の方、みんな色々なご苦労があっただろうと思うと、涙が出そうになりました。
       
       今もまだ、家庭と施設との両方で暮らしているようですが、うちの訓練を受けるようになると、家庭からの通学になります。今度は、保護者、児童養護施設の職員と連携しながら、そのバトンを私たちがしっかり受け継がなくては、気持ちが締まる思いでした。

       福祉の仕事も実際はとても大変ですが、その子の「誰かの役に立ちたい」という想いを大事に繋げていきたいと思うことでした。

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